下顎後退 29歳女性
①主訴:上顎前突と上下の歯ならびの改善希望。 ②診断:上下叢生を伴った骨格性下顎後退症。 ③初診時年齢:29歳
④治療に用いた主な装置:上下マルチブラケット装置。 ⑤抜歯部位:上下左右の第2小臼歯(合計4本)。 ⑥治療期間:矯正装置装着期間25か月。
⑦治療費:矯正装置料:約24万円(保険適応)、入院手術料:約20万円(保険適応)。
⑧リスク:矯正装置装着のよるもの:むし歯、歯周病、歯根吸収など。 顎骨の手術によるもの:術中、術後の異常出血、顎骨の異常骨折、術後の咽頭周囲の浮腫による気道閉塞、術中の下歯槽神経損傷による下口唇の知覚麻痺など。
先に上下の歯ならびの改善を行いました。上下左右の小臼歯を抜歯しています。
上下の歯ならびが整いました。
顎関節安定化装置(スタビライゼーションスプリント)で顎関節の安定化をはかります。
顎関節が安定しました。
顎関節が安定化する前後の比較です。
顎関節が安定した方が手術計画をより精密に立てることができます。
手術後です。下顎を約8mm前方移動しました。
手術前後の比較です。
オトガイ部をさらに約10mm前進させました。